
完成品の布ナプキンをお手に取ると
「見えない中身って、どうなっているんだろ。。。?」 気になりますよね?
布ナプ用のハンドメイド用品が欲しい方は、
「初めてなんだけど、どうやって作るのかしら?」 わかりませんよね?
そこで、店長ブログでは、皆さまからのお声にお答えして、
とても詳しく【布ナプキンの作り方】を、ご説明しましたが、
こちらのページでも、簡単ではありますが、ご紹介したいと思います☆
店長ブログで、詳細をご覧頂きたい方は、こちらの【布ナプ作りご紹介】テーマ一覧から、
お好きなステップをご覧くださいませ。
では、前置きが長くなりましたが、布ナプ作りの道具のご紹介から参りましょう。
<道具のご紹介>
![]() | 直線縫い専用の、【職業用ミシン】 ジャノメの「HS-70」です。 夜用の厚い箇所も、ガシガシ縫い進めてくれる、 とても心強い相棒です。 |
![]() | 縁かがり用の【ロックミシン】 ベビーロックの「BL57-EX」です。 一体型の内部吸収体の縁かがりや、 ハンカチタイプの2枚仕立てのワッフル生地の 縁取りに大活躍です。 |
![]() | あると便利な【小道具】たちです。 使い方は、下の作り方でもご覧くださいね。 手前左から。。。 【ロータリーカッター】→下に敷いている、 緑の「カッティングマット」とセットで使います。 【カットワークはさみ】→少し細かい作業に向いています。 【ピンキングはさみ】→サイズタグなどを ギザギザにカットします。 【ハンドクリップ】(奥)→縁取りの必須アイテムです! |
![]() | スナップを取り付けるための工具 【ハンドプレス機】です。 手前にある「駒」を交換することで、金属製、プラスチック製 どちらのスナップも取り付けることが出来ます。 ちなみに、写真の「駒」は、金属製用です。 最後の工程で、付け間違えないよう、 いつも緊張します(^_^;) |
<作り方のご紹介>
ライナーから夜用までサイズに関わらず、1枚完成に1時間以上掛かっています。
心を込めて、丁寧に、皆さまの笑顔を想いながら、お作りしております。
店長が独自に考え出した手法などもありますので、
「これは洋裁としてどうなの?」というところもあるかもしれませんが、
より綺麗に丁寧にお作りするための工夫と思って頂けますと、有り難く思います(*^_^*)
ここでは、【一体型Mサイズ】の写真で、ご説明致します。
全ての各工程(裁断やミシンがけ)の後、必ず丁寧に『アイロンがけ』を行います。
※洋裁に関する基本的な知識などは、こちらではお話ししませんが、ご了承くださいませ。
![]() | ① 水通し 透湿防水布以外の生地を、全て水通しします。 ② 裁断 本体生地、吸収生地、それぞれ、全て ロータリーカッターを使い、手作業で裁断します。 |
![]() | ③ 吸収体作り 吸収体のフランネル生地と、パイル生地を重ね、 ロックミシンで周囲をかがります。 パイル生地の糸くずが大量に出てきて、 意外と大変な作業です(汗) 糸くずも、しっかり払い落とします。 |
![]() | ④ 吸収体の縫い付け 周囲をかがって出来上がった吸収体を、 全面フランネル生地に縫い付けます。 ※ここでも、カッティングマットの1センチマス目は 活躍します。 全面生地の真ん中に、きちんと位置するよう、 丁寧にまち針で留めてから、ミシンがけです。 |
![]() | ⑤ 各生地を重ねる順番 写真左側から、 肌面生地(フランネルやモクロディ生地) →吸収体を縫い付けた全面吸収生地 →透湿防水布 →ダブルガーゼ生地 この順番で、重ねます。 |
![]() | ⑥ 縫い合わせ ⑤の順番に重ねた生地を、縫い合わせます。 ここから、「ハンドクリップ」の登場です。 素材の違う各生地がずれないよう、 慎重に丁寧に縫い合わせていきます。 特に、ダブルガーゼは柔らかい生地なので、 ずれないよう、注意が必要です。 |
![]() | ⑦ 縫い合わせ完了 この様に、ダブルガーゼにしわが無く 綺麗に縫い合わせが出来ると、 完成も綺麗になります♪ ※これ以降のアイロンがけは、透湿防水布が 変質しないよう、周囲だけ慎重に掛けます。 |
![]() | ⑧バイアステープ縁取り(肌面から) 肌面側から、バイアステープを、本体生地に沿わせます。 ここで、テープの素材と、布ナプキン本体の凹凸カーブ に合わせて、テープの伸ばし具合を微妙に調整します。 布ナプキン1枚に付き、サイズによって、 30~40個ほど、ハンドクリップを使います。 |
![]() | ⑨ バイアステープ縫い付け ⑧で沿わせたバイアステープを、 生地の伸縮具合をそのまま維持できるように、 丁寧にミシンを掛けます。 数針毎に押さえ金を上げて、 テープを整えながら、ゆっくり慎重に縫います。 |
![]() | ⑩ バイアステープ縁取り(ガーゼ側から) 肌面側から縫い付けたバイアステープを、 クルッとダブルガーゼ側に返します。 布ナプキン本体生地を、バイアステープで全て 包んだ状態で、この様にハンドクリップで留めます。 サイズタグとお店のタグも、この時差し込みます。 |
![]() | ⑪ 表側からミシンがけ 最後に、ダブルガーゼ側から、ミシンを掛けます。 ⑨で縫った糸ギリギリのところに、バイアステープの 端が来るように調整しながら、肌面のテープ端から 針が落ちない(内側に)よう、慎重に針を進めます。 このときのミシン糸は、中心がポリエステル、 外側を綿で巻いてある、少し特殊な糸を使っています。 強度は保ちながら、お肌への負担を減らしてくれます。 ※糸の色数が少ないので、全ての布ナプキンに は使えていません。 |
![]() | ⑫ 本体完成! ようやく布ナプキン本体が完成しました! この様に、二度縫いでバイアステープを 縫い付けることで、肌面の段差を少なくしています。 最後のアイロンがけは、特に丁寧に。 素敵なご主人様(ご注文)が現れるまで、 在庫棚で出番を待ちます。。。(*^_^*) |
![]() | ⑬ スナップ付け ご注文を頂いてから、金属製orプラスチック製の スナップを取り付けます。 (写真はプラスチック製スナップの様子です) 緊張の一瞬です(>_<) この様に、上と下から、駒に取り付けた スナップで挟んで「カシャン」と、挟み込みます。 |
【布ナプキンの出来るまで】。。。いかがでしたでしょうか?
皆さまに、末永く、快適に楽しくご愛用頂けますように、
素材や形状、構造も工夫を重ね、耐久性も抜群のバイアステープ仕様です。
もっと多くの皆さまにお届けしたいという気持ちとは裏腹に、
大量生産が出来ない方法で、もどかしい想いもありますが、
和みの風では、今後とも、使う方の楽しさ、快適さを第一に、
時間とコストの掛かる製法にこだわって行きたいと、思っておりますm(_ _)m
※ご注意※
商用目的での商品や写真のコピーは、ご遠慮頂いておりますので、
何卒、ご理解とご協力をお願い申し上げます。